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  • 2022.03.01

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金型設計者とは?仕事内容や資格、年収、実務の注意点などまとめ

金型設計者とは


あらゆる家電や自動車、機械部品などは同一規格のものを大量に製造する必要があります。
そのために不可欠なのが部品の鋳型となる金型です。
本コラムではそんな金型を設計するプロフェッショナルである、金型設計技術者について解説します。

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金型設計技術者とは

金型設計技術者とはその名の通り、機械や工業製品などの部品を量産するために必要な鋳型である金型を設計する専門家です。
金型は溶かした金属やプラスチック、あるいはゴムなどを流し込んでまったく同じ形の部品を造るための原型となります。
材質は異なりますが、木材に模様を彫り込んで同じ形の干菓子をつくることを想像してもらえると分かりやすいかもしれません。
これを機械部品等の製造のために金属で行うのが、金型設計技術者です。

 

金型設計技術者の仕事内容

部品等の立体物を鋳造するための金型を造るためには、成果物が完成した際に意図した通りの機能を果たすよう正確な形状としなくてはなりません。
金型設計技術者の仕事では、そうした金型を正しく設計することが最大の責務といえるでしょう。
また出来上がった部品は単体で完結するわけではなく、その他いくつもの機構と連動してその役割を果たすため、それらと的確に整合する必要があります。
現在では金型設計はコンピュータで行うのが基本ですが、かつては手書き図面を作成して職人が手作業で金属塊を削りだしていました。
コンピュータ製図にはCADなどのソフトウェアを用いることが一般的ですが、その上でも正確かつ要求通りの部品ができるよう金型を設計する必要があります。
勤務先は金型製作を専門とする企業や、部品メーカーの工場などが代表例です。
日本の製造業ではその70%ほどを金型専業の企業が担い、比較的小規模な事業所が多い傾向にあります。

 

金型設計技術者の年収

厚生労働省の職業情報サイトに掲載されている金型工の項目から、金型設計技術者が属する業界の平均年収を見てみましょう。職業分類は金属製品製造工で、データは2020年の賃金構造基本統計調査によるものです。
これによると全国では421.7万円、北海道は386.3万円、東京都は336.5万円、愛知県は442万円、大阪府は433.9万円、福岡県は378.9万円となっています。
また同年のハローワーク求人統計データによる賃金月額は全国で22.2万円、北海道で17.1~24.3万円、東京都で21.1~32万円、愛知県で18.8~27.6万円、大阪府で19.5~29.2万円、福岡県で18.2~24.1万円となっています。
いずれも金型の設計技術者のみを抽出した数値ではありませんが、年齢やキャリアによって収入の幅が大きい業界の一つです。
企業の事業規模や技術者自身のスキルにも左右されますが、年収としては職種の中で平均よりやや低い位置にあると捉えられます。
また金型設計のみに絞った場合、全国平均年収では400万円弱とするデータもあります。

※出典:厚生労働省.「職業情報提供サイト(日本版O-NET)金型工」
. https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/253 (2022-2-20).

 

必要な資格は?

金型設計技術者になるために必須の資格というものはありません。学歴も問われないため、厚生労働省の統計では金型工に含まれる60%近くの技術者が高校卒業後にこの道に入っています。
設計のためのCADや金型製造に使うCAMなどのソフトウェア操作は必須の技能といえ、小規模な事業所では設計から実作業までを一人で行うことも少なくありません。
実務を通しての検定試験としては厚生労働省が定める金型製作技能士の資格があり、技能の証明として取得する場合があります。
金型の性質から3DCADのスキルが求められる傾向にあり、CAD利用技術者試験やCADトレース技能審査などの資格も実務能力の証明となります。

※出典:厚生労働省.「職業情報提供サイト(日本版O-NET)金型工」
. https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/253 (2022-2-20).

 

実務の注意点

正確に金型を設計するのが第一義ですが、そのためにはクライアントからの要望や完成部品に求められるスペックなどを的確に理解する能力が必要です。
したがって金型設計技術者には、コミュニケーションスキルが重要となる局面が多くあるとされています。
また技術者は相対的に高齢化しているといい、業界の全国平均年齢は41.5歳となっています。
金型製作はコンピュータや専用マシンの発達で相当な機械化と省力・省人化が進んでいますが、人間の手でしか仕上げることができない繊細な部分がまだ多く、技術の継承も重要な課題です。
先に述べた通り、企業の事業規模によってはすべての工程を一人でこなすことも珍しくないため、データ上の設計だけではなく現物ならではの特性を理解し、実作業のノウハウを身につけることも必要とされます。
例えば金型製作の第一段階で切削を行う際、機械刃の挿入で金属原料にひずみが生じるためあらかじめいくつか穴を開けておくなど、リアルの工業製品としての扱いもネックとなります。

※出典:厚生労働省.「職業情報提供サイト(日本版O-NET)金型工」
. https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/253 (2022-2-20).

 

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まとめ

あらゆる工業製品製造のために不可欠な金型。金型設計技術者には根気とストイックさが求められる、匠としての側面が感じられます。
一方で圧倒的多数の金型は製品の原型となる、いわばオーダーメイドの一点ものであるため、モノ作りの醍醐味としてやりがいを感じるという声もあります。
繊細さと粘り強さといった資質が求められる職業ではありますが、一から何かを作り出すという喜びにも満ちた仕事といえるでしょう。

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